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日本ボランティアコーディネーター協会
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂2-13 末よしビル別館30D
TEL: 03-5225-1545
FAX: 03-5225-1563

ボランティアコーディネーター基本指針
〜追求する価値と果たすべき役割〜

私たちJVCAは、ボランティアコーディネーター基本指針を明文化しました。

目 次

なぜ、いま基本指針を示すことが必要なのか

 JVCAは、「ボランティアコーディネーターの専門的な役割を確立する」ことを目標に活動をしています。私たちは、ボランティアコーディネーションを一定の専門性に基づく業務であると考えており、この「基本指針」によって、自らの“仕事”の礎になっている考え方をともに理解し、さらには、少しでも多くの人たちにボランティアコーディネーターの役割を知っていただきたいと思っています。

 「ボランティアコーディネーター」に関する社会的な認知は、残念ながらまだ十分に広がっておりません。組織のなかでの位置づけがあいまいであったり、役割が理解されていなかったりという現状があります。また一方では、ボランティアコーディネーターという言葉が安易に使用される傾向も見られるようになってきました。

 そこで、いま、『ボランティアコーディネーター基本指針』を4つの視点に沿って明確にし、文章にまとめ、広く発信していくことが不可欠だと考えたのです。

 この4つの基本的な問いをつねに念頭におきながら、自分自身の(職場の)業務を進めたり、見直したり、また、あらためてボランティアコーディネーションのあり方を考え、話し合うきっかけにしていただければと思います。

[1] どのような社会をめざすのか

 ボランティアコーディネーターは、なぜ人々に社会参加を呼びかけるのでしょうか。

 なぜ、ボランティアや市民活動団体を支援するのでしょうか。

 また、組織やプロジェクトへのボランティアの参加をうながし、目標に向かってともに活動しようとするのでしょうか。

 それは、多くの人々の参加と行動によって実現していきたい“社会像”があるからです。

 一人ひとりの“市民”が自らもつ力を発揮し合ってこそ実現できる社会、恒常的に改革をつづける社会、それを「市民社会」という言葉で言い表しても良いかもしれません。

 どのような社会をめざすのか。私たちがめざす「市民社会」の要素を表します。

 1−(1)  一人ひとりの自由な意見、自分らしい生き方が尊重される社会

 1−(2)  一人ひとりが自分の力を生かせる社会

 1−(3)  一人ひとりの「弱さ」を分かち合える社会

 1−(4)  一人ひとりが役割を持ち対等な関係で働ける社会

 1−(5)  多様な文化を認め合えるグローバルな社会

 1−(6)  人々が協同(協働)して社会課題の解決に取り組む社会

 1−(7)  人々が自由に社会づくりに参画できる社会

 1−(8)  結果のみでなく、決めるプロセスを大切する社会

 1−(9)  効率のみを優先させるのではなく、豊かな人間関係を創り出す社会

 1−(10)  自然環境を守り、命を受け継ぐことのできる持続可能な社会

[2] どのようにボランティアをとらえるのか

 ボランティアコーディネーターにとって何より重要なことは、ボランティアおよびボランティア活動の本質をどのように理解するかということです。

 ボランティア活動は、一般的に「自発性」「連帯性」「無償性」などという言葉で説明されますが、コーディネーターがボランティア活動をどのようにとらえているのかは、日常のコーディネーションのあり方と質を左右する重要な要素です。

 ボランティアに対する私たちの認識を具体的に表現します。

 2−(1)  ボランティアは「市民社会」を構築する重要な担い手である

 2−(2)  ボランティアは自分の意志で始める

 2−(3)  ボランティアは自分の関心のある活動を自由に選べる

 2−(4)  ボランティアは活動に対して責任を持ちその役割を果たす

 2−(5)  ボランティアは共感を活動のエネルギーにする

 2−(6)  ボランティアは金銭によらないやりがいと成果を求める

 2−(7)  ボランティアは活動を通して自らの新たな可能性を見いだす

 2−(8)  ボランティアは活動を通して異なる社会の文化を理解する

 2−(9)  ボランティアは活動に新しい視点や提案を示し行動する

 2−(10)  ボランティアは安価な労働力ではなく、無限の創造力である

[3] どのようにボランティアに向き合うのか

 ボランティアコーディネーターは、ボランティアや活動を希望する人たちを、いかに支援し、協働することが必要なのでしょうか。

 どのようなスタンスでボランティアと向き合い、かかわりをもつべきなのでしょうか。

 ボランティアコーディネーターがボランティアと向き合う基本を具体的に表します。

 3−(1)  ボランティアの意志を確認し、希望を尊重する

 3−(2)  ボランティア一人ひとりの経験や関心、活動動機を尊重する

 3−(3)  ボランティア一人ひとりのなかにある力や可能性を信じる

 3−(4)  ボランティアに共感する気持ちを大切にする

 3−(5)  ボランティアの多様な意見や考え方を受容し、活かす姿勢を持つ

 3−(6)  ボランティアとコーディネーターは対等であるという自覚を持つ

 3−(7)  ボランティアとコーディネーターの役割の違いを認識する

 3−(8)  豊富な情報、社会資源のネットワークを用意しておく

 3−(9)  ボランティアが新たな課題や活動に挑戦することを応援する

 3−(10)  ボランティアと課題を共有し、ともに考える姿勢を持つ

[4] どのようなボランティアコーディネーションを行うのか

 ボランティアコーディネーションとは、どのような視点をもって、どのようなことが行われるべきなのでしょうか。ボランティアコーディネーターの役割と専門性について理解いただくために、ボランティアコーディネーションとは何かを具体的に表します。

 4−(1)  ボランティアが活動を通して、“市民”として成熟していくプロセスを大切にし、それを支える

 4−(2)  ボランティアの動機やニーズ、得意分野などをていねいに聴き、活動の選択に役立つ情報や資源を提供する

 4−(3)  ボランティアコーディネーター自身がビジョンや社会観を持ち、ボランティアや関係者に対してわかりやすく発信する

 4−(4)  人と人、人と組織を対等につなぎ、一方的な人間関係や上下関係などが生じないように調整をはかる

 4−(5)  ボランティアの力が活かされるような環境をつくり、活動への意欲が高まるような工夫をする

 4−(6)  個々の活動、それぞれの団体の発展にとどまらず、他者と協同(協働)する意義に着目し、ネットワークづくりを推進する

 4−(7)  ボランティア同士が問題意識を共有する場をつくり、双方向の議論によって互いが学び、あらたな課題の発見につなげる

 4−(8)  ボランティアを社会づくりや組織活動・運営の重要な構成員として認識し、活動の企画や実施、評価に参加できるしくみをつくる

 4−(9)  ボランティアの問題提起や提案を広く受けとめ、解決に向けてともに活動(プログラム)を開発する

 4−(10)  困難な課題を社会に開き、多様な人々が出会い、話し合う場をつくることによって、より良い社会の創造に向かう

これから議論を深めていくための補足として

1.ボランティアコーディネーターって誰のこと?

 JVCAでは「ボランティアコーディネーター」という言葉を幅広くとらえて使用しています。現状ではボランティアコーディネーターという呼称で仕事をしている人はそう多くはありません。しかし、ボランティア活動が、多様なスタイルの市民活動として展開されている今、福祉・保健、教育、まちづくり、文化・芸術、環境、災害救援、人権擁護、国際交流・協力などさまざまな分野の多様な場面でボランティアを支えるスタッフは確実に増えています。私たちは、ボランティアコーディネーターを「市民のボランタリーな活動を支援し、その実際の活動においてボランティアならではの力が発揮できるよう、市民と市民または組織をつないだり、組織内での調整を行うスタッフ」と定義しています。

2.あらゆる分野に共通して追求する“価値”と“果たすべき役割”をあげました。

 JVCAではあらゆる分野のボランティアコーディネーターが共通して追求する価値と果たすべき役割があると考えています。持つべき知識や技能については専門性が高まるほど分野や機能による個別性が出てくるものと思われますが、ここでは分野を超えて共有できると思われる要素を掲げています。

3.専門性を明らかにするための1ステップだと考えています。

 JVCAではボランティアコーディネーターがその組織において、専門的な役割を持ったスタッフとして位置づけられ、その業務が必要不可欠なものとして認知されるためには、ボランティアコーディネーターが持つ専門性(価値、知識、技能)の中身を明確にし、幅広い人々に理解していただくことが重要だと思っています。ボランティアコーディネーターの基本的な指針を明文化することが、私たちの意識や仕事を狭い枠に閉じ込めることにならないかと危惧する声もありますが、私たちの専門性を明確にし、社会的な認知を進めていくためには、この作業が必要不可欠なステップだと考えます。

4.現場のコーディネーターたちの声をあわせて実質的なものにしたいと思っています。

 JVCAでは『ボランティアコーディネーター基本指針』を策定することで、一人ひとりのボランティアコーディネーターがそれぞれの実践現場で生き生きと働ける環境につながっていくことが大切だと思っています。「上司に説明する業務指針や資料がほしい」「自分の役割を他のスタッフに理解してもらいたい」「誰でもできる仕事と誤解されすぐ異動させられてしまう」等々、これまでに寄せられたたくさんの要望や悩み、さらには新たな意見交換を重ねながら、“コーディネーターが元気になる”ためのスタンダードづくりをしていきたいと思います。

付録

ボランティアコーディネーター基本指針作成の経過

お問合せ先・ご注意など

【発行】

 特定非営利活動法人日本ボランティアコーディネーター協会

〒162-0825 東京都新宿区神楽坂2-13 末よしビル別館30D
TEL:03-5225-1545
FAX:03-5225-1563
Eメール:jvca@jvca2001.org

 発行日:2004年9月8日

【お願い】

 この基本指針の著作権は、特定非営利活動法人日本ボランティアコーディネーター協会に帰属します。
コピーや転載される際には、当協会名を記載し、40の要素を分離せず1つのものとして取り扱ってください。


■印刷・配布用にPDFファイル(A3ヨコ)を用意しました。
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